自分のプラクリティを知る ②ピッタの特徴

アーユルヴェーダの特徴として、人の体質を、3つの生命エネルギーのバランスで

タイプ分けをするということを、以前お伝えしました。

アーユルヴェーダは体質を重要視しており、体質に応じて、

同じ症状でも、違う対処法を用いるのが、

他の医療やトリートメントと異なる、ユニークなアプローチです^^。

 

ワータ、ピッタ、カパの3つのエネルギーのうち、

今回はピッタの特徴をご紹介します。

 

ワータはこちら

dailyayurveda.hatenablog.com

 

ピッタの性質

 

ピッタは火のエネルギーと言われ、消化エネルギーです。

体内においては、食べ物を「消化」する働き。新陳代謝の働き。

また、栄養素をエネルギーに「変換」する働き。

そして、情報を「消化」するのも、ピッタのエネルギーです。

 

ピッタの特徴として「温かい」「やや油性」「鋭い(激しい)」「軽い」

という性質がありますが、これも「火」のイメージと合いますね^^(やや油性はちょっと違うか)。

火がものを燃やして、形を変えたり、体内で消化して、質を変えたりするイメージです。

では、特徴をどうぞ↓

※すべての人がワータ、ピッタ、カパの性質を持ち合わせているので、

例えピッタタイプの人であっても、下記の全ての特徴が、

当てはまるわけではありません。

 

ピッタの特徴ーまとめー

 

肉体:中肉中背。スタイルが良い人が多い。関節が柔らかい。指はキレイで、爪はピンク。体重を増やしたり減らしたりするのが、比較的容易。

 

顔つき:血色がよい。均整がとれている。顎がとがったハート型の輪郭。

肌:柔らかくキメが細かい。やや油性肌で、ツヤがある。日焼けしやすく、黄味か褐色の肌が多い。敏感肌の傾向があり、炎症やじんましん、湿疹が出やすい。そばかす、ほくろ、ニキビが出やすい。

髪:柔らかく、細い。明るい髪の人が多い。若ハゲや若白髪になりやすい。

目:目つきが鋭く、眼力がある。充血しやすい。

鼻:大きくも小さくもなくバランスがとれている。

口:唇は赤っぽい。歯は黄味がかっている。

首:バランスがとれた太さ。

体温:高めで汗っかき。暑さに弱い。

食欲:食欲旺盛で、消化力が高い。お腹がすくとイライラする。

水分:すぐ喉が渇く。冷たいものを好んで飲む。

睡眠:熟睡する。短い時間の睡眠でも大丈夫。

排泄:便秘になりにくく、1日に何度もトイレに行く傾向がある。便は柔らかめ。下痢になりやすい。

生理:サイクルが早く、量が多い。生理前にイライラしやすい。

性格:野心家で行動力がある。動きに無駄がない。目的の達成の為に、強い集中力を発揮できる。やや自信家の傾向。勇敢で、頭の回転が速く、リーダータイプ。情報収集が得意で速い。攻撃的な性格で、競争を好む。高級品やブランド品が好きで、見た目重視。情熱的で、狂信的な一面もある。完璧主義。

記憶力:優れている。特に自分の興味範囲の記憶は得意。

金銭感覚:節度をわきまえて、計画的。高級品は好きだが、無駄遣いはしない。

 

ピッタ体質の人は、知性派で行動力もあり、強い信念を持って行動します。

 

バランスを崩すと、イライラ、短気になり、怒り、嫉妬といった感情が生まれやすくなります。また疲れがたまると、体臭や口臭が強くなることがあります。

 

胃潰瘍、皮膚病、アルコール依存症になりやすいです。

 

ご紹介した生命エネルギー=ドーシャのバランスによって決定する、

「自分の生まれ持った性質」のことをプラクリティと言います。

 

 アーユルヴェーダでは、体のプラクリティ(体質・性質)と、

精神のプラクリティが異なる場合があるのですが、

私は、体も心も、ピッタ!

 

全部ではないですが、上の項目で、けっこう当てはまることが、いっぱい、、、

 

次回は、カパ体質の人の特徴について書きますね^^。