休日の過ごし方を考えてみる

「今週は、何しようか」と、

週末の予定をたてるときに、

自分の1週間を振り返って「一週間の血液の使われ方」で

予定を考えてみてはいかがでしょうか。

 

前回、私たちの身体の中の血液は量が決まっており、

(もちろん増減はします。今、ここにいる私、の体内の血を指しています

その血液が、筋肉や、臓器のどこに使われるかは

運動時や、睡眠時(安静時)で配分が異なることを書きました。

 

食べてないのに、翌朝、胸やけがするとき - DailyAyurveda’s diary

 

運動時は筋肉のために80%の血液が使われ、

安静時は、消化器系のために50%使われる、でしたね。

 

また、脳へ使われる血液は、運動時3〜14%、安静時13〜15%、でした。

 

 血液の量は、私たちの体内にある分しか使えないので、

筋肉が動いているときは、頭に使われる血液が減るので、

当然、頭はぼーっとします。

激しい運動時は、頭で難しいことを考えるのが、かなり困難になります。

 

この仕組みを、うまく使って、身体と脳をバランス良く休めてみる

というのがおすすめです。

 

考え事をいっぱいしたりストレスが多かった週の過ごし方

 

例えば、平日は遅くまで仕事をしており、

休日は眠くて、なんとなく体がだるくて、

「よし、今日は家でゆっくりしよう」

と思った時に、実は疲れているのは、脳だけで、

体はほとんど疲れてないかもしれないのです。

 

ほとんどの現代人は、よっぽど肉体労働をしている人でなければ

だいたい運動不足です。

 

そういうときは、週の大半の時間で、脳が主に働いているので、

休めるべきは、脳です。

逆に、体を動かして、筋肉を使ってあげないと、筋肉が衰え、

もっと疲れやすくなってしまいます。

 

また、座りっぱなし、立ちっぱなしなど、同じ姿勢で長時間いるため

同じ筋肉にばかり負荷がかかっているので、

普段動かしてあげていない筋肉を動かし、

バランスをとってあげることが重要です。

 

では、「運動をしよう」となると、ちょっとハードルが高くて、

気が進まない方もいらっしゃると思うので、

例えば、「お掃除を念入りにしてみる」というのはどうでしょうか。

 

掃除は、上に手を伸ばしたり、かがんだり、背伸びしたりと、

色々な筋肉を使うので、普段使っていない筋肉を刺激するには

おすすめです。

 

また、外でヨーガをしたり、お散歩をしたり、

プールに泳ぎに行ったり、と、「いつもと違う動きをするもの」を意識して

行動を選ぶと、筋肉にバランス良く負荷がかかり、

疲れにくくなります。

 

また、動いているときは、心配事や考え事から、

意識をはずしやすくなるので、

休日についつい考え事をしてしまう人は、特におすすめです。

 

体もしっかり使って、筋肉疲労もある週の過ごし方

 

私の友人に多いのですが、アクティブな人たちで、登山をしたり、

イベントの設営をしたり、平日も体を使っている人の場合。

 

この場合は、筋肉に疲労回復が必要なので

家でのんびり、映画を見たり音楽を聴いたりするのがおすすめです。

 

つい、体を使うと、「栄養を補給しなきゃ」と

たくさん食べてしまう方がいるのですが、

血液を消化器系ではなく、筋肉の疲労回復へ使いため、

食べ過ぎは消化に負担がかかるのでやめましょう。

 

お肉を食べ過ぎないで、半熟卵とか、煮豆とかうどんとか、

消化によく、栄養価が高いタンパク質をとってあげましょう。

 

また、脚だけ疲れているなど、一部の筋肉だけ負担がかかっていた場合は、

バランスをとるために、使っていない筋肉を動かしてあげることも重要です。

 

 

私の場合は、平日は、座りっぱなしか、ハイヒールで歩き回ることが多いので、

休日は、脚を伸ばす運動(ヨーガ)や、自然の中でゆっくりするために

公園で朝食をとったりしています。

 

また、平日でも、なかなか使わない肩周りは、

意識的に関節を回して、使ってあげています。

 

ぜひ、ご参考にしてください。