部屋も、人生も「掃除」して美しくなる
あなたの部屋は、片付いているでしょうか。
清潔でしょうか。
心はどうでしょうか。
自分に必要の無い感情がいっぱいあったり、
自分のためにならない人間関係があったり、
怒りや嫉妬で、ドロドロの感情があったり、しないでしょうか。
アーユルヴェーダでは、(アーユルヴェーダに限ったことでは無いですが)
身の回りの整理整頓と、清潔を心がけることを教えます。
ということで、
今回は、物を持たないことについて、考えてみます。
私は、部屋にできるだけ物を置かないようにしています。
それは、視界に入る風景が常に美しくあるように、
(目から入る情報を、質の良いものにするために)
という思いもあるのですが、私が物をあまり所有しないでいられる
根本的な理由はそこではありません。
一番、大きな理由は、「無所有」の考えです。
つまり、余分なものを所有して、それに執着したり、
それに気を紛らわされるより、
できるだけ、何も持たないほうが、楽だ、と考えています。
「自分にとって無駄なもの」
「妥協しているもの」
「私らしく無いもの」を身の回りに置くと、
自分の価値観がぶれます。
これは、物に限ったことではなく、
心でも同じことが言えます。
自分にとって大事な価値観を理解して、
それに合わないものを、置かない=選択しない
ようにすると、心をキレイに保ちやすくなります。
例えば、自分の価値観で
「常に人を尊敬することを、心がけられる自分でいよう」
と、決めた場合、
自分が期待していない言動を、他人から受け、
傷つきそうになった場合でも、
私が選択するのは、
「どんな状況であっても、その人の立場を尊重し、
言動を受け入れること」という価値観なので、
人を見下したり、(優越感)
イライラしたり、(傲慢さ)
自分が悪いんだ、、と自分を責めてしまったり、(自己嫌悪)
という価値観は、
捨てる=手放すことができます。
また、余分なものが無くなると、部屋の整理整頓も楽になるように、
自分の生活においても、余分なものを無くして、
自分らしいものや、自分にとって必要なものを残していくと、
取捨選択をすることが、どんどん楽になります。
自分の心(部屋)に、残したい感情・価値観(モノ)が、
明確になるので、余分なものはどんどん、
つまみ出すことができます。
逆に、部屋が散らかっていたり、ゴミをのそのままにしているときは、
自分を大事にしていなくて、
やりたく無いことを我慢したり、
自分の価値観に合わないことを、やっているのではないかと、
自分の生活の内容を、いまいちどチェックします。
部屋も、人生も、お掃除をして、美しい生活を送りましょう。